和をたしなむ

2018.07.19更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「最高気温39度の麻コーディネート。」

 

今日の名古屋の最高気温、37度。。。

 

昨日は39度、車の外気温計に目をやれば42度と、

こんなに酷暑なのに、「昨日よりも過ごしやすいですね!」という、

何だか訳の分からない挨拶をお客様と交わしております(汗)

 

 

私がその日着る着物は、朝の天気予報を見てから決めるのですが、

前もって猛烈な暑さがあるとわかると出来る限り、過ごしやすいコーデを選び、

その日を過ごす様にしています。

 

私の場合、涼しい店内にいるだけでなく、

子どもたちの保育園の送り迎えもあって外出する事も必ずあるので、

出来る限り涼しく、過ごしやすい一着が必須。

 

という訳で、この様なコーディネートで過ごしています。

 

 

夏の普段着の定番、白経細縞の小千谷縮に、

同系色の濃淡で角帯の色をおさめました。

 

 

もちろん、下に着ている襦袢も麻のもの。

 

それに付ける半衿も白、足袋も白にして、

見た目の涼感も大切にしました。

 

 

着物を毎日の様に着るようになり、

暑い日も寒い日も快適に過ごせる素材をいつも探していますが、

麻コーデは真夏の一着としてかなりお勧め出来る夏衣。

 

小千谷縮、特に織機物には麻独特の硬さがあるので、

敏感肌の方などの体質的な好みが分かれますが、

それさえ大丈夫であれば、麻の吸湿発散性は抜群です。

 

 

昔から日本の夏を快適に過ごす素材として愛用されてきたことを、

日々汗をかきながら、身をもって実感しています。

 

 

とはいえこんな真夏に、

それも今週の様に高温注意報が発令される酷暑の一日に着物を着る事は、

実際のところ、慣れの部分も大きいと思います。

 

着物に限らず、ファッションにおいては我慢する部分もありますが、

心身から「楽しめる」部分があってこそ、着物を着る意味が出てきます。

 

 

どなた様も決して無理はなされず、自分らしいスタイルで、

最高にお洒落な夏の着物をお楽しみくださいませ。

 

 

 

 

それにしても、暑い。。。

 

 

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