男の単衣の季節を軽やかに、そして品の良い着姿で。「織司なかむらさん御召コーディネート三選」
明日から臨時休業に入ります、美濃幸。
詳しい内容、営業形態などは、明日お知らせをしますが、
基本、HPやブログ、Instagram&Facebookの更新は今まで通り、
いや!! 今まで以上にアップをしていき、
皆さまのお目と心に留まり、お楽しみ頂ける様な着物たちを、
ご紹介していきたいと思っています♪
今週から新作夏衣の紹介を始めましたが、
今日は男のきものコーディネートを皆さまにお届けしたいと思います。
当店ではお馴染みの織司なかむらさんの御召生地。
最近は新作が入ってこなくなり、
今、店に在る数反が最後の在庫ですが、
そのコーディネートをご紹介します。
まずは、こちら。
無地に見えますが、細かい細縞と微塵格子が織り込まれた、
グレイッシュの長着生地に合わせて、
モダンで光沢感ある生地感が特徴の太縞の羽織生地。
羽織生地に見立てた方は、もちろん長着として使う事も可能ですが、
この光沢感と陰影のある生地感は羽織にする方が活きる様に思うので、
今回はこの組み合わせにしました。
スーツも同じですが、太縞のシルクスーツはとてもドレッシー。
華やかな席をメインに、お楽しみ頂けたらと思っています。
続いては、帯と羽織紐を変えてみました。
この組み合わせにすると、一気に礼装感が高まります。
帯は、博多織の名店「西村織物」さん。
羽織紐は、江戸組紐の名店「中村正」さん。
どちらも、私のお気に入りであり、
普段から愛用をさせて頂いているメーカーさんたちです♪
大人しいといえばそうですが、
この様に無地の帯を合わせると、きものとしての品が高まります。
なので、セレモニーや、フォーマル感の高いパーティにお勧め。
品格と共に、その場をお楽しみ頂きたいコーディネートになります。
最後はこちら。
羽織紐はそのままに、帯だけを変えてみました↑
より、単衣らしいイメージになります。
同じく西村織物さんの角帯で、切子柄を織り上げたものになります。
最初にご紹介したコーディネートよりはきちんと感がある組み合わせですが、
二つ目のものよりもドレッシー。
今日ご紹介した三選の中では、中間的な品格の組み合わせになります。
単衣の頃は、もう夏が見えている事が多く、
この角帯の様な涼しげな色目が心地好いものです。
この帯は、そうした意味でとても単衣向きの一本。
夏衣や浴衣に結んで頂いても、真価を発揮してくれる帯になります。
織司なかむらさんの御召生地は、
しなやかかつ、張りのある生地感で、とても単衣向きの生地です。
軽やかにドレープ感を出しながら、裾はすとんと落ちていくので、
着物の品・単衣の品を表してくれる、そんな一着になると思います。
猛暑が進む今からの季節。
お気に入りのものが一着あると、とても重宝な「単衣コーディネート」。
ぜひ、皆さまもそんな着物たちと共に、
素敵な初夏をお過ごし下さいませ♪
《掲載商品詳細》
織司なかむら 御召生地 細縞微塵格子 190,000円(税別・反物価格)
織司なかむら 御召生地 太縞 170,000円(税別・反物価格)
五嶋組紐 組紐角帯 90,000円(税別)
渡敬 羽織紐 12,000円(税別)
西村織物 角帯 35,100円(税別)
中村正 羽織紐 25,900円(税別)
西村織物 角帯 切子柄 39,000円(税別)
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