男の着物を季節と共に楽しむ心。「織司なかむら 御召コーディネート」
着物が心地好い季節の到来。
当店は9~10月になると男性のお客様が増えるという、
着物屋としても、きもの男子のひとりとしても、
嬉しい限りの季節の到来です。
そんな男性の皆さまに、
秋の季節と共に、着物をお楽しみ頂けたらと思い、
こんなコーディネートを合わせてみました。
御召の長着と羽織を合わせ、博多織の角帯を合わせてみました。
御召は当店ではお馴染みの「織司なかむら」さんの一品。
角帯も当店ではお馴染みの「西村織物」さんの一品です。
長着と羽織、帯の色は、どれも同系のグレイッシュな色ですが、
トーンを少しずつ濃淡があり、また系統も茶系から黒系と幅があり、
帯の色を一番濃い色にすることで、ぐっと仕舞った印象を作ってみました。
あとは、それぞれの地模様が、コーディネートの肝。
長着は、ピンストライプに色の濃淡。
羽織は、モダンな太縞。
どちらも、織司なかむらさんらしい、モダンな個性を持った織上がりで、
奇抜な色柄で目を引くのではなく、本質的な上質感を感じさせてくれる、
シンプルな縞模様が活きた織上がりになっています。
イメージとしては、上質な誂えのスーツ感覚。
御召のコーディネートになるので、
パーティや結婚式、セレモニーなどの華やかな席にお召し頂くと、
着手の個性を一層引き立ててくれる着物になると思います。
私も40代半ばとなり、家庭も家族も増えましたが、
最近は衣類に限らず、身の回りのものはパッと目を引くものよりも、
グッと心を引くものを自分の身近に置きたくなりました。
ブランド品が好みなのではなく、
明らかにそういったものと分かるものが、
気苦しい様な感覚というのでしょうか。
シンプルかつ上質なものが身近にある事で、
永く使い込めるという安心感や安定感を、
心が求めている様になった気がします。
自身が似合う価値観のものを、自分らしく着こなす楽しみ。
洋服やその他のファッションと同じように、
着物もお楽しみ頂けたら何よりのこと。
皆さまも着物とともに在る、
素敵な季節をお過ごし下さいませ。
《掲載商品詳細》
織司なかむら 風通御召(長着見立て) 180,000円(税別・反物価格)
織司なかむら 風通御召(羽織見立て) 170,000円(税別・反物価格)
西村織物 博多織角帯 36,000円(税別・反物価格)
- 2025.01.09 1月13日(月)~31日(金) きものクリーニングキャンペーン 開催します。
- 2025.01.06 2025年1月の定休日・和のコト教室(着付・茶道)開催日のご案内。
- 2024.12.19 2024~25年 年末年始休業日のお知らせ。