男の着物を帯柄でモダンに楽しむ。~無地紬×千鳥格子柄角帯~
先週のコラムでご紹介しました「男向きの無地紬」。
一枚あるととても便利な無地紬に、
それと同じくして新入荷した、「千鳥格子」柄の角帯をコーディネートしてみました。
シックな地色に、濃紺に近い黒色の地色の角帯。
色の組み合わせだけでいけば、かなり渋く、地味な組み合わせですが、
「千鳥格子」が持つ柄の雰囲気が合わさると、一気にモダンな方向性に変わっていきます、
「千鳥格子」は、もともとイギリスで発祥した定番文様のひとつで、
洋名は「ハウンド・トゥース・チェック」。
猟犬(hound’s)の牙(tooth)に見える柄なのですが、
日本では千鳥(品種名)が連なって飛ぶ様子(または、沢山の鳥(千鳥)が飛ぶ様子)に見える事から、
「千鳥格子」の愛称で親しまれています。
私が想う、男の着物に於いての着こなしの楽しみは、
「帯合わせを楽しむこと。」にあります。
着物が好きな皆さまの中には、
着物に凝る「着物派」と、帯に凝る「帯派」があり、
これは男女とも、同じことの様子。
私は断然「帯派」の人で、無地や縞格子柄の長着に、
帯の柄や色で個性を入れる事が大好きで、帯との出逢いを求めて日々過ごしている様。
必然的に帯の本数が増えている現状です(汗)
反面「着物派」の皆さまは、必然的に長着の枚数が増えている様子。
最近では男の方でも、柄物をお召しになる方も増えてきたので、
それはそれで、箪笥の中が柄で賑やか、また量も増していきそうです♪
と、
余談はさておき、
帯は当店でも馴染みの深い、米沢織「近賢(こんけん)織物」さまの一品。
博多織とは一味違う、腰はあるけどしなやかな織味が良く、
とても結びやすい角帯に仕上がっています。
博多織は、どちらかというと「パシッ」とした結び心地が特徴、
米沢織は、「キュッ」とした結び心地が特徴だと、私は思います。
そして何より、お値段が手頃なのも嬉しいこと。
日常から気軽に、上質なものに触れる事が出来るのは、
とても嬉しく、貴重なことだと思います。
そんな「帯派」ならではのコーディネート。
お洒落の幅が広がり、コーディネートの選択肢が増える事は何より嬉しい事であり、
当店にお越し下さる皆さまに、そんなファッションとしての嬉しさや楽しさを、
出来る限り味わって頂けたらと思います。
「掲載商品詳細」
無地紬 70,000円(税別)
角帯 18,000円(税別)
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