2020.05.16更新 -
八寸・九寸(名古屋帯)
肩の力を抜いて、夏着物を楽しむ一本に。「藍絣 麻八寸『立湧柄』」
見ているだけでも癒される色、
それは人それぞれですが、私は「藍色」が一番それを感じます。
ジャパンブルーでもある「藍色」。
日本人として、根底にある色なのかもとも思いつつ、
今日は藍色を気軽に楽しめる帯をご紹介します。
藍絣 麻八寸 立涌柄
藍色の地色に横絣で立湧柄を織り込んだ、
シンプルな麻の八寸です。
本当にシンプル。
飾り気ひとつない、そして何気ない一本なのですが、
普段からきものを楽しまれている方には、
一本あると一層気軽さが増す重宝な帯になると思います。
麻の帯地なので、ざっくりとした素材感を持ちながら、
使い込むとしなやかさが増す、麻らしい特性もある一本。
藍の色も使ううちに枯れていき、経年変化も楽しめるかと思います。
立湧柄と井桁柄を組み合わせた様な絣柄の連続。
前腹もこの繰り返しになります。
合わせる長着は、絹でも麻でも木綿でも、
普段着つかいのものであれば何に合わせても相性が良い一本。
昨日ご紹介をしました、小千谷夏紬に合わせてみました。
着物を着る事が特別なものではなく、日常の延長線上に在るもの。
着物も補正など大してせずに、衿も軽く抜きながら楽しむ、
肩の力を抜いた着物の楽しみ方。
普段着きものの理想かと思いますが、
この帯とご縁のある方にとってそうした中に在ると存在感を増す、
何気なくも大切な一本になればと思います。
《掲載商品詳細》
藍絣 麻八寸「立湧柄」 70,000円(税別・反物価格)
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