草木染と手織りのぬくもりを。「久保田織染工芸 伊那紬 どんぐり・山桜」
きもの美濃幸の秋冬セレクト。
日に日に冬の訪れを感じる冷たい空気を、
暖かいぬくもりと共に楽しむ紬の風合い。
そんな魅力を感じて頂ける一反を、今日はご紹介したいと思います。
久保田織染工芸 伊那紬 草木染「どんぐり・山桜」
大自然に囲まれた伊那谷で、製織をされている「伊那紬」。
その伊那紬を製織されている久保田織染工芸さんの工場は、
伊那の街中、駒ヶ根駅の近くにあります。
私が工房にお伺いしたのは、7年前。
養蚕業や白生地の産地として名を馳せた、
大きく立派な工場が印象的でした。
その時の様子はこちら(当店ブログに移動します)→草木染の良さを多くの人に。
今まで当店では何点か、久保田さんの九寸は色々と扱わせて頂きましたが、
着尺を扱うのは久しぶりのこと。
今月京都に出向き、一目惚れをして見分けてきました。
題名にもありますが、どんぐりと山桜から抽出した染料で染めた、
草木染の糸を使い、一反に織り上げ、
その無地と格子柄のシンプルな構図ですが、
不規則に配された柄付けが面白く、表情豊かな織り上がりになっています。
先にも書いた通り、草木染の一反なのですが、
久保田さんで染め上げる糸は多彩で、
アップで見ると、その魅力を一層感じます。
生成りの無地場も表情があり、
細かな格子柄の部分は、多彩な色遣いをお楽しみ頂けます。
久保田さんの伊那紬は、「引き杼」という織機を使い織り上げ、
手織りならではの風合いと、均一な織り上がりを両立しています。
反物の耳が綺麗に揃い、かといって、織機織の様な硬さではなく、
手織りらしいふわっとした風合いが、着手の心地好さに繋がる一反。
色柄、素材共に温かみを感じる一着と共に、
心身ともに暖かな季節をお過ごし下さいませ。
《掲載商品詳細》
久保田織染工芸 伊那紬「どんぐり・山桜」 380,000円(税別・反物価格)
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