麻の風合いと色の遊び心をお楽しみ下さい。「西陣七野 麻半巾帯&角帯」
夏に向く素材と言えば、真っ先に思いつくものが「麻」。
夏の普段着の定番「小千谷縮」も、「上布」という名がつくものも、
品種は違えど、麻に由来を草木から繊維を取り出し、それを素材とした織物になります。
ただ麻は、決して夏限定のものではなく、
昔は年中使われていた、日本の衣食住に深く根付いた草木であり繊維。
今でも神職の衣であったり、神道に関わるもので麻は使われ、
衣類も年中使っているとの事。
日本に昔から自生をし、そこから得られる自然の恵みは、
いつの時代でも貴重なものとされてきました。
とはいえ、
今の時代に限ってしまえば、麻織物のイメージは夏を連想させ、
また麻が持つ吸湿・発散性は、汗ばむ日本の夏に最適な素材。
私個人の意見とすれば、
これほど日本の夏に適した素材は、他にないのではと思っています。
麻織物は小千谷縮の様な長着だけでなく、
男女問わず帯にも使われており、今夏はとても人気のある商品のひとつ。
この「西陣七野」さんのものは、特に人気のある帯たちです。
柔らかなピンクに染めたものと、
ビビッドなイエローに染めた、女性用の半巾帯。
この「色の使い方」が、
西陣七野さんが着物ファンを魅了する、大きな要素になっています。
「帯は少し派手目に。」
というのは、昔からの着物を着こなすポイント。
その頃の言葉でいえば、10歳くらい若めのものを合わせると、
お洒落にまとまるとのいう意味だそうです。
最近は長着と帯を同系色に合わせる事が多くなりましたが、
帯に色のアクセントを持ってくると、一層「着物らしさ」が際立ち、
メリハリのあるコーディネートになります。
特に浴衣の場合は、夏らしい遊び心を一緒にまとうもの。
この西陣七野さんの様に色に特徴を持った帯は、
夏の季節感を感じるコーディネートになる大きなポイントになります。
男性用の角帯はこちら。
一見シックな雰囲気に感じるかも知れませんが、
この色使いをした角帯は、西陣七野さん以外にはあまり見かけません。
「洋」のエッセンスを感じる色づかい。
お馴染みの浴衣に角帯で一色、アクセントになる色を挿し、
夏のお洒落をお楽しみ頂けたらと思います。
今日現在、当店の手持ちのものはこの4本になります。
着物をファッションの選択肢のひとつとして、
自分らしく装うお楽しみをされる皆さまに、
この帯たちがお役に立てればと思います!
《 掲載商品詳細 》
西陣七野 麻半巾帯(麻100%) 32,000円(税別)
西陣七野 麻角帯(麻100%) 36,000円(税別)
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