和をたしなむ

2024.06.08更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

千鳥の愛らしさと品格を夏の遊び心と共にお楽しみください。「麻九寸帯(名古屋帯)「工芸キモノ野口・千鳥・珊瑚色」」

 

夏を彩る染帯が仕上がってきました!

 

実に美濃幸好みの一本。

 

どうぞご覧くださいませ。

 

 

 

鮮やかな地色の上に、

愛らしさと品格を感じる千鳥柄を染め上げた一本。

 

 

今年で創業290年以上にもなる

京都を代表する京友禅の老舗「工芸キモノ野口」さんが手掛ける

麻の九寸帯(名古屋帯)です。

 

地色を美濃幸好みにして別誂えして頂いた当店オリジナル品となります。

 

 

 

 

野口さんは先述の通り、

京友禅の老舗名店のひとつ。

 

数ある技術を駆使し、一反の着物を染め上げる訳ですが、

特に型友禅には定評のある染屋さんです。

 

 

こちらの一本も型染と手描きを併用しながら、

野口さんらしい仕上がりのものに染め上がっています。

 

 

 

 

節感のあるしっかりとした麻の帯地を、

夏に映える鮮やかさを持った珊瑚色に染め上げ、

その上に千鳥たちが舞い飛ぶ様子を染め上げた一本。

 

 

 

大きな千鳥を二羽、輪郭のみ染め上げたなかに、

水面に踊る千鳥たちと、

波間を踊る千鳥たちが仕上げられています。

 

 

 

 

京友禅の老舗だからこそ染め上げられる、

ただただ愛らしいだけではなく、

どこか気品を感じさせる千鳥柄は秀逸。

 

 

比較的気軽に結べる麻帯ですが、

細部まで手を抜かず、千鳥の愛らしさを活かしつつ、

またかっちりとした古典柄には留まらず、

時代に先を見据えたものつくりを常にされている野口さんらしい、

モダンな色遣いは構図がとても魅力的な一本に仕上がっています。

 

 

 

 

 

前腹の様子はこちら。

 

 

 

 

腹もお太鼓と同じ、

千鳥の様子が染め上げられています。

 

 

 

 

この地色は美濃幸好みのオリジナル色。

 

 

夏着物をお召しになる気品だけでなく、

どこか夏の遊び心を感じていただけるような色、

そして千鳥の雰囲気を一層活かしてくれる色を選び、

時間をかけて染め上げて頂きました。

 

 

我ながら良い色をお願いし、

それに野口さんがきっちりと応えくださり、

本当に嬉しい限りと感じています。

 

 

 

私は千鳥が大好き!!

 

 

千鳥は夏の柄になりますが、

毎年時期になると、各問屋さんの新作の中から好みの千鳥を探し、

染物、織物問わず、アンテナを張っています。

 

 

ちなみに昨年と一昨年は、まこと織物さんのすくい織りの千鳥でした。

 

 

今年は染物で見つかり、

また今まで趣向が違うかたちで、

美濃幸好みの千鳥をご紹介する事が叶い、

何よりも嬉しい事♪

 

 

 

私と同じく、千鳥好きな方に届けば嬉しいですし、

そうとは限らずこの雰囲気がお心に留まった皆さまに、

 

夏紬や小千谷縮に合わせて、

日常の延長線上にある夏着物のお洒落を楽しむ一本として、

自分らしいスタイルでお使いくださいませ。

 

 

《掲載商品のご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。

 

 

麻九寸帯(名古屋帯)「工芸キモノ野口・千鳥・珊瑚色」

92,400円(税込・反物価格)

 

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