和をたしなむ

2017.04.13更新 - 徒然なるままに

「野」から「糸」を。「糸」から「布」を。 「4/20・21・22 大井川葛布展~古代布の源流に触れる~」

 

 

4月20日(木)・21日(金)・22日(土)の三日間開催します、

 

大井川葛布展~古代布の源流に触れる~

 

 

この展示会を開催するに先立ち、昨年の11月と先月3月の2回、

私は「大井川葛布工房」に足を運びました。

 

 

先月の二回目は、数名のお客様と一緒に、

大人の遠足」として工房見学に伺ったのですが、

この2回、足を運んで感じた事、「大井川葛布」から私が感じたことを、

少しまとめてみたいと思います。

 

葛布の関しての概要などは、昨日までのコラムでまとめてありますので、

こちらもご参照頂けたら何よりです。

 

1、葛布について

 

2、葛布の光沢感と透明感

 

 

 

葛布の素材感的な魅力、着物としての素材的な魅力は、

上のリンク「2、葛布の光沢感と透明感」に書いてあるので、

ここでは省略させていただき、

 

こうして数か月にわたって、

織り上がった一品たちと向き合い感じる事は、

 

人々の衣類に対する飽くなき想い。

 

に尽きます。

 

葛布が成立されたとされるのが、今から6000年以上も前、

この日本でも、古墳時代には間違いなく存在したとされています。

 

今の様に衣類を作るための素材など、ほとんどなかったであろう時代。

 

それでもその時代の人々は、野に自生する草木から繊維を取り出す事を生み出し、

その糸を使って機織りをして「」を作る事を発明しました。

 

 

そこには、暖を取るためなど、物理的に不可欠だったという事もあると思いますが、

でも私はそれだけではなく、

 

着飾る心・着飾りたい欲求

 

も、そこには込められていたのではと、

大井川葛布の布たちを見るたびに感じます。

 

どんなに生活がひっ迫していても、食うに困る事があったとしても、

(恐らく現代のそれとは少し違うはず)

 

綺麗なものを見ては心が躍り、

それを自分の身近に置いておきたい、

それを永遠のものにしたい。

 

という気持ちは、数千年前から変わらぬ、

人が持つ根底的な願いであり、想いではないのでしょうか。

 

どんな布にもルーツがあり、

それぞれに創り上げる人たちの想いが込められる。

 

今回、こうして大井川葛布に触れる事から、

そんな当たり前の事を感じ、

 

着物屋としての自分の想いと、

共感する部分を感じる事が出来ています。

 

三日間の期中、

ご来店頂ける皆さまにはどの様に伝わるのか、

今から楽しみでしかたありません。

 

 

いよいよ、来週からの開催となります「大井川葛布展~古代布の源流に触れる~

 

どうぞ、楽しみにご来店下さいませ。

 

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