和をたしなむ

2024.05.22更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

夏の涼感と遊び心を、お太鼓姿で楽しむ「夏八寸帯(夏名古屋帯)・都・櫛織・線香花火」

 

五月も早いものであと10日程度。

 

六月になると一気に夏模様となります。

 

 

今年の夏はどんな夏になるのでしょうか♪

 

 

酷暑は止めてもらいたいですが、

それでも暑さがあってこその夏の醍醐味。

 

そんな夏の季節感を着姿のなかで、

涼感と遊び心に変えてくれそうな夏八寸帯が入荷しました。

 

 

 

 

西陣織の名店「都(みやこ)」さんが手掛けた手織りの櫛織帯。

 

柔らかなクリーム色の地の上に、大柄で大胆な構図にて線香花火を織り上げた一本です。

 

 

 

 

都(みやこ)さんは、創業85年も及ぶ西陣織の名店。

 

今や貴重となっている、

夏八寸帯(夏名古屋帯)を織り続けて下さっている、

西陣の機屋さんの一軒です。

 

 

 

 

八寸帯というと、重量的にも格式的にも軽さが身上の帯。

 

 

ちょっとした街着や、日常着である紬や木綿に合わせたり、

お稽古着に合わせる一本として、

 

九寸帯よりは気軽で、半巾帯(四寸帯)よりは気張って結ぶ、

日常に寄り添った帯種類になります。

 

 

 

 

「八寸」の名の通り、

お太鼓の仕上がり巾である八寸巾で織り上げてあるので、

帯芯も入れず、そのまま手先などをかがるだけで結べ、

重量的にも軽く身に付ける事が出来る事も利点のひとつです。

 

 

そうした気軽さは、

日常的に着物を楽しまれている方にとっては、

本心から欲しい一本のはずですが、

 

ものつくりの現場からすれば、

そうした想いを持った人たちが少なくなっている昨今において、

想う様なものつくりを継続する事が叶わず、

廃業をされる声も日に日に増しているのも現実。

 

 

厳しい現状において、コツコツとものつくりをして下さっているのが、

この「都」さんという訳です。

 

 

さて、この一本に話を戻します。

 

お太鼓柄は縦方向に伸びた大きな柄となっているので、

結ぶ際に柄の出し方を変えながら色々な雰囲気をお楽しみいただけます。

 

 

 

 

線香花火のぱちぱちして部分は華やかで、

そのまわりを光の輪の様な織りで表現がなされ、

手で持つこより部分がスッと伸びているお太鼓柄となっています。

 

 

 

 

お太鼓柄の帯は、

結ぶ方からするとちょっと面倒な帯という認識もあると聞きました。

 

確かに、想う様に柄の中心が出ないとストレスですし、

そうであれば六通や全通の帯の方が、より簡単に結べるのは事実。

 

 

とはいえ、この帯に関して言えば、

どこが出ても帯の持つ良さは引き立ち、

この柄が持つ楽しさを感じていただけますので、

思い思いにお楽しみいただけたら何よりと思います。

 

 

そうした気軽さも八寸帯ならではです。

 

 

 

 

前腹はこの様な雰囲気に。

 

 

 

 

こちらも線香花火が大人可愛さをもって織り上げてあります。

 

 

お太鼓柄同様、前に来る位置はあまり気になさらずに。

 

少し斜めに柄を織り上げてあるので、

あまり気にならずに結べることと思います。

 

 

 

正絹小紋に限らず、

柄の雰囲気を楽しむために浴衣に合わせ、

大人な浴衣コーデとしても活躍する一本。

 

また美濃幸好みのコーディネートもご紹介して参りますので、

楽しみにお待ちくださいませ。

 

 

一本の楽しい帯とともに素敵な夏をお過ごしください。

 

 

《掲載商品の詳細・ご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップへ移行します。

 

夏八寸帯(夏名古屋帯)「都(みやこ)・櫛織・線香花火」

165,000円(税込・反物価格)

 

 

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