沖縄の色を気軽に楽しむ一本に。「読谷山ミンサーグーシー織角帯 入荷しました!」
「男着物専門店」
と銘打つ通りに、
きもの男子の皆さま向けの新商品も、
続々と入荷をしております!
今日ご紹介します一品は、
沖縄の織物「読谷山花織」のグーシー織のミンサー角帯です。
読谷山花織工房 グーシー織ミンサー角帯
那覇市から北に車で1時間ほど、
海に面した小高い丘陵地帯にある「読谷山」で製織される、「読谷山花織」。
私も6年前と8年前に産地に伺い、ものつくりの現場を拝見しましたが、
あの時、機に向かわれていた織り手のおばあさんの笑顔と、
優しく、大らかで、柔らかな手の様子が今の頭に鮮明に残っています。
6年前の様子こちら→祈りのぬくもりを織り上げる。
8年前の様子こちら→沖縄産地勉強会「読谷山花織」
※どちらも当店ブログに移動します。
今回の角帯たちは、その工房で製織された一本。
ミンサーは「綿(ミン)「狭い(サー)」の意味で、「綿の狭い織物=角帯」となり、
グーシーは「竹串」の意味で、竹串を緯糸の間に挟みながら織り、
その浮いた部分「花(花織)」を作る織り方を意味する、沖縄方言になります。
沖縄の織物は色が独特で、その色が大きな魅力のひとつですが、
反面、色が前面に出てしまう事もあり、使い方が難しい事もあります。
今回の2本は、どちらも沖縄の織物にしては、大人しい目。
綿角帯であるミンサー角帯は、木綿などに合わせて色々と楽しみたいので、
そうした色だからこそ、コーディネートの幅が広がりやすくなります。
秋冬に暖かな、赤茶色の地色のものは、
経糸と、花織の浮き方がとても美しい織り上がり。
着姿の挿し色として使われても、
楽しい組み合わせになると思います。
シンプルな黒の角帯は、
アップで見ると魅力が一層伝わります。
白糸で表現した花織の美しさと、効かせ色になっている赤の経糸が、
決してシンプルという言葉だけではない、織物の楽しさを感じさせてくれます。
私は八重山ミンサー角帯を持っていますが、
ミンサー角帯の魅力は、
木綿らしいしっかりとした結び心地と軽やかな結び心地の両立と、
使うほどにしなやかを増す、木綿らしい素材感にあります。
お気に入りの一本を、長い年月を経ながら変化を楽しみ、
合わせる長着を変えながら、コーディネートや好みの変化を着物と共に楽しむ時間は、
他に代えがたい長い時間を掛ける楽しみだと、私は思います。
一本の帯が、そんな素敵な時間を結んでくれます様に。
皆さまも着物と在るひとときを、存分にお楽しみ下さいませ。
《掲載商品詳細》
読谷山花織工房 グーシー織ミンサー角帯 各25,000円(税別)
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