和をたしなむ

2021.11.07更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

秋の季節感に品格を込めて。「名古屋帯(九寸)「小倉淳史・露芝に楓 イチョウ辻が花」」

 

11月の特集第一弾、

 

「思わず目に留まる、美濃幸好みの八寸・九寸」

 

 

昨日にアップしました

名古屋帯(九寸)「鬼ちりめん・チャック市松」

に引き続き、「染め帯」をご紹介!

 

 

今日は作風もガラッと変わった、

気品あふれる一本をご紹介します。

 

 

九寸(名古屋帯)

「小倉淳史・露芝に楓 イチョウ辻が花」

 

 

京染の大家にして、

今なお前を向いたものつくりをされている、

小倉淳史氏が手掛けた辻が花染の一本。

 

そのものつくりに対するご姿勢や、

熱い想いには大変感銘を受け、

当店でも少しずつ小倉先生の一品を揃え、

皆様にご覧頂ける様にしていおります。

 

 

この一本は、

今の季節感溢れる染め上がり。

 

 

露芝が大胆に配され、

それを囲むように秋の草花が、

舞い踊っています。

 

 

 

辻が花染とは、

桃山時代にあったとされる、

絞り染のひとつ。

 

戦国時代から江戸時代初期にかけて、

一世風靡をした染色技法です。

 

 

かの、徳川家康公も辻が花染を愛し、

自身のお召し物にも多数使われており、

今も名古屋にある徳川美術館で大切に保管され、

当時のものを観る事が出来ます。

(展示日は要問合せです。)

 

 

江戸時代中期になると、

京都で「友禅技法」が発明され、

同時に辻が花染が姿を消した様ですが、

少人数の職人や染家によって受け継がれ、

その美しさは現代に存在しています。

 

 

辻が花染が、

「幻の染め」といわれる所以は、

そうしたところにあるようです。

 

 

さて、

話をこの帯に戻します。

 

 

こだわりをもって選ばれた、

生地感の良い塩瀬生地の上に、

先に書いた通りの絞り技法と、

カチン描きを施して、

流れのある構図を染め上げた一本。

 

 

構図の素晴らしさもさることながら、

そこに使われている染色にこそ、

小倉先生の本領があるように思います。

 

 

古典的な技法を使いながらも、

現代や未来を感じることが出来る、

染色の数々が組み合わさり、

 

辻が花染のなかでも他に類を見ない、

「小倉淳史の世界観」が、

そこに染め上がります。

 

 

秋の季節感。

 

辻が花染の品格。

 

そして、

 

小倉淳史の世界観。

 

 

そのすべてが調和をもって組み合わさり、

着手の美しさに繋がる、魅力溢れる一本。

 

 

ひとりでも多くの方に手に取って頂き、

季節とともにお楽しみ頂けたらと思います。

 

 

《掲載商品詳細》

 

九寸(名古屋帯)「小倉淳史・露芝に楓 イチョウ辻が花」

264,000円(税込・反物価格)

 

 

《掲載商品の詳細・ご購入はこちら》

 

九寸(名古屋帯)「小倉淳史・露芝に楓 イチョウ辻が花」

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