和をたしなむ

2024.09.21更新 -

1000年の伝統を日常のなかでお楽しみ頂けます様に。「本場結城紬・小倉商店・高機・鳥の子色」

 

 

今週は秋冬にお楽しみいただける、

紬たちのご紹介を進めております。

 

 

今日は紬の王様と言われるこちらをご紹介いたします。

 

 

 

 

本場結城紬の無地紬。

 

 

雪だるまの印に馴染み深く、

またこの愛らしい印がもつ価値を、

高品質なものづくりをする事で代々守り抜いている、

重要無形文化財指定「本場結城紬」の産元、

小倉商店さんが手掛けた無地の本場結城紬です。

 

 

 

 

先述のとおり、「紬の王様」とも呼ばれる結城紬。

 

 

 

 

1000年近い長い年月の中で日本の風土や文化に根付き、

育まれてきた日本を代表する絹織物であり、

その歴史を今なお真摯な姿勢と共に残そうとしている、

作り手である小倉商店さん。

 

 

その神髄の一端を知っていただける無地高機の結城紬になります。

 

 

 

 

丁寧に糸紡ぎをされた真綿糸を使い、

その糸たちを柔らかな鳥の子色に染め上げ、

高機(手織り)で織り上げた一反。

 

 

 

無地紬とは思えない、

表情あふれる織り上がりとなっています。

 

 

 

 

 

さてここで少しわき道にそれますが、

 

本場結城紬といえば地機で織り上げたものこそ

王道のなかの王道ではあります。

 

 

1から10までのすべての工程において、

1000年来産地が大切にしてきた仕事が詰め込まれたものが、

地機で織り上げる本場結城紬にはあり、

それこそが至高で在る事は間違いのない事実であります。

 

 

その地機の工程のうち、機織りの工程を後年になって出来た、

座って機織りをする機織り機を使って織り上げるようになったものが、

高機で織り上げる一反という事になるのですが、

 

高機のものが地機に劣るという事はなく、

地機にも善し悪しがあり、高機にも善し悪しがあり、

 

その工程が優れているというよりも、

「誰が」そのすべての工程を指揮管理しているかという事の方が、

重要になってきます。

 

 

 

 

本場結城紬を名乗る以上、

最低限、担保されなくてはならないクオリティはありますが、

糸づくりから染色、機織りまでのすべての工程において、

最上を知る人たちが携わって創り上げる物に価値の本質があり、

私はそうした価値観を大切にしています。

 

 

 

 

小倉商店さんが織り上げる高機の本場結城紬は、

作り手のプライドにかけて織り上げられた、

上質な織り上がりを持った一反となっています。

 

 

 

 

紬の本質は着心地にあり、

実に風合いが良く織り上がった生地感は触っているだけ気持ちが良く、

それは地機の神髄を知っているからこそ成せる糸質へのこだわりや、染色の吟味、

そして機織りの高い技術があってこその上質な質感や着心地となっています。

 

 

 

 

 

「結城紬」 「無地」

 

と検索をすると、

無数の結城紬の無地が出てきて、

正直なところ価格も様々。

 

結城紬の着心地を体感してみたいと思っても、

どれを選べば良いのかわからない事もあるかと思います。

 

 

 

高機にしても色々、地機にしても色々、

 

一番は実際に手に取り、風合いを確かめながら、

自身にとって最良と思えるものを選ぶことが一番ですが、

 

もし迷われた時は、

小倉商店さんのものを手に取っていただくと、

きっと上質な本場結城紬の質感を感じていただける事と思います。

 

 

 

 

一色の無地織りではありますが、

織味が溢れる生地質からは立体感や深みを感じていただけます。

 

 

 

また裄丈は1尺9寸前後まで取る事が出来る生地巾がございますので、

ある程度は性別を問わずお楽しみ頂けるかと思います。

 

 

 

これからの季節、

何よりも心地好く着物と共に在る時間を過ごしていただける、

真綿紬・本場結城紬の魅力を、

ぜひ多くの皆さまにお楽しみいただければ幸いです。

 

 

 

 

《掲載商品のご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。

 

本場結城紬「小倉商店・高機・無地・鳥の子色」

528,000円(税込・反物価格)

 

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