和をたしなむ

2026.04.04更新 - 店紹介

いざ、夏! 涼やかに、心地好く。 単衣〜夏着物から夏をはじめよう。「オリジナル浴衣を仕込む私の矜持。」

 

いざ、夏!

 

涼やかに、心地好く。

 

単衣〜夏着物から夏をはじめよう。

 

 

そんな想いとともに過ごしたい、

2026年の夏。

 

 

美濃幸好みの単衣・夏着物のご紹介や、

それにまつわるエピソードをご紹介してまいります。

 

 

 

今日は夏着物の準備にまつわるエピソードをご紹介いたします。

 

 

きもの美濃幸の一品たちは、

どれも一点ずつ自分で手の取り、目と心で見分けたものをだけを、

店に置いております。

 

 

どれも自信をもってお勧めしたいお品であり、

何よりも自分自身が一目惚れをしたものしか置かないのですが、

 

5年前あたりからそうしたお品に加えて、

別注のお品、要は「きもの美濃幸オリジナル」のお品を制作し、

皆さまにご覧いただくようにしております。

 

 

 

今夏も何点かそうしたお品を仕込んでおり、

 

今日はその制作現場の様子を、

皆さまにご覧いただこうと思っております。

 

 

 

今回ご紹介をするお品は、「絵羽柄の浴衣」。

 

 

 

浴衣というと基本、小紋柄のものとなりますが、

今回製作するものは、附下の様な絵羽柄の柄付けになっているものです。

 

 

 

制作にあたり、

そうした品物を丁寧に作り込んで下さる染屋さんを選定し、

 

その染屋さんが得意とする色柄を想定し、

そして自身が創りたいイメージを固めていきます。

 

 

 

今回製作したい柄は、「千鳥と団扇」。

 

 

事前にその旨を染屋さんに伝え、

染屋さんは染屋さんで、うちの好みの柄行きや仕事内容を考えて、

それに向くであろう染場や職先をセレクトしておいてもらい、

そこから打ち合わせに入ります。

 

 

 

打ち合わせでは、

染屋さんが今まで染めてきた色柄の見本帳を基に、

話を進めていきます。

 

 

 

 

染めたい柄は千鳥と団扇ときまっているのですが、

それでも過去何十年にもわたって染めてきた柄を見ていくだけで、

結構な時間が掛かります。

 

 

 

 

染めたいと思っている柄は決まっていても、

こうして色々な雰囲気のものを拝見すれば心も揺らぎますし、

 

また着物を染めようと思っていても、

過去に染めた帯の柄が気に入ることもあるので、

 

とりあえず、染屋さんが持ってきてくれた見本帳は、

隅から隅まで、そして何度も見返しながら、

心に留まる千鳥と団扇を制定していきます。

 

 

 

そうして決まった千鳥がこちら。

 

 

 

 

 

輪出しの絞りで表現された千鳥で、

どこか愛嬌があり、またそこはかとない品格もあり、

色々とあった千鳥のなかでも、

これが最も心に留まる千鳥でした。

 

 

 

それに合わせる団扇はこちら。

 

 

 

 

こちらも同じく絞りで表現された団扇で、

この団扇の中に千鳥を配したら楽しい雰囲気になりそうという事になり、

 

そうした意向を伝えた上で、

染める前に設計図である図案を作成してもらう事になります。

 

 

 

打ち合わせの数週間後。

 

染屋さんから図案が届きました。

 

 

 

早速封を開けて見てみると、

この様な雰囲気を創り上げてくれました。

 

 

 

 

千鳥と団扇。

 

ラフ案であり、まだアウトラインしか分かりませんが、

それだけでも伝わるとっても愛らしい雰囲気になっています。

 

 

 

千鳥と団扇は大小織り交ぜながら、

前身頃は大きめに配し、袖などは小さめにしてもらいます。

 

 

 

 

絵羽柄といっても、

あまり大仰になってしまっては、

浴衣らしい遊び心が失せてしまうので、

 

そのあたりのバランスを取りながら、

柄付けをしてもらっています。

 

 

 

また、予算も重要。

 

 

着物のお値段は、基本「手間賃」と思っていいです。

 

 

柄の分量を増やし、仕事を増やせば、

その分お値段が上がっていきすし、

それを抑えれば下がります。

 

 

 

ただ豪華にしたいと思って柄を増やしては、

私が狙っている様なものは出来上がりませんし、

 

かとって、値段を抑えようと、

必要以上に柄付けを抑えてしまうと、

 

同じく狙っているものづくりが叶いません。

 

 

お値段はとても重要ではありますが、

そこに振り回され過ぎず、

自分自身が「これは大好きだ!!」と言える様なものづくりが、

一番大切な事だと考え、仕事をお願いするようにしております。

 

 

 

 

こうして図案は完成し、

あとは染め色を決めて、染場にGOサインを出せば、

一気に仕事が進んでいきます。

 

 

 

染め上がりは夏前頃を予定。

 

 

あとは染屋さんの感性にお任せをして、

染め上がりの対面の時を楽しみにしているだけです。

 

 

 

この様にひとつひとつを仕込んでいく、きもの屋の仕事。

 

 

 

裏方の仕事現場になりますが、

こうしたひとつひとつを積み重ねがきもの美濃幸を創り上げ、

「美濃幸好み」が仕上がると考えております。

 

 

 

染め上がりましたらすぐにご紹介をしますので、

どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

 

 

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