ドライフラワーの花瓶ひとつと、秋の到来を感じさせてくれる塩瀬の一本を。
店舗スペースにある帯〆棚の上に掛ける一品は、
折々の季節に合わせたものを。
正面からご入店していただくとちょうど目に留まるこの場所は、
染め帯を中心に「今」の季節を感じて頂けるものをセレクトし、
掛けるように心掛けています。

今週は秋の到来を感じさせてくれる塩瀬の九寸帯を掛けました。
来たる秋を心待ちにするかの様な一本。
辻が花染の巨匠、小倉淳史さんが手掛けた、
銀杏と紅葉を染め上げた九寸帯になります。

この一本が素敵なことはもちろんですが、
ご来店の皆さまにはその脇に置いたドライフラワーの花瓶も褒めていただいております。
なので、今日のコラムはこちらが主役(笑)
少し横道に逸れたエピソードをお楽しみください♪
雰囲気よく、また上下のバランスも良く収まった一盛。

実はこれ、私が挿したもので、
何の意識や狙いもなく、また技術も知識もなく、
ただただ毎月店に飾っていた装花の中から心に留まるひと枝を抜いては差し、
それを何ヶ月か繰り返していたら、この様な姿となりました。
初めは数本から挿していったのですが、
段々とボリュームも出てきて、
それならばと倉庫を探って出てきた民芸調の花瓶が良いと思い立ち、
そこに挿してみたらますます良い雰囲気に。

花の力、花瓶の力を借りて、
この様な味のある雰囲気に仕上がっていきました。
先述の通り、今まで一度も華道を学んだという事もなく、
花の名前すらグーグル先生に聞く為体な私ですが、
花と着物が好きな2代目女将の影響のあってか、
その見よう見まねをするうちに自然と花の事が好きになり、
自分流の花生けをするようになってきました。
着物は季節とともに在り、花もそれと同じ。
こうした装花も含めて、
美濃幸好みのコーディネートをお楽しみいただきたいという気持ちは、
当店が永く大切にしてきた想いのひとつですので、
ご来店の皆さまに限らず、こうしてウェブを通してご覧くださる皆さまにも、
何気ない四季の移ろいや美しさを楽しみいただけたら何より嬉しい事です。
辻が花染の巨匠、小倉淳史さんが手掛けた一本と、
あわせてお楽しみくださいませ。
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264,000円(税込・反物価格)
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