和をたしなむ

2026.03.04更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

八寸帯・袋名古屋帯・かがり名古屋帯 その違いは何!?「女帯の種類について解説」

 

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きもの美濃幸は、普段着志向が強めのきもの屋。

 

 

紬や小紋に合わせる帯として、

袋帯よりも八寸帯・九寸帯に軸足を置き、

それを充実させる品揃えを意識しております。

 

 

 

 

突然ですが、ここで問題。

 

 

『 八寸帯・袋名古屋帯・かがり名古屋帯、その違いは何でしょうか? 』

 

 

きっと着物ファンの皆さまにとってどれも聞き覚えのある名称でしょうが、

はてさてその違いといわれると、すぐに出てこないもの。

 

ちょっといじわる問題でもあります(笑)

 

 

 

 

答えは、

 

 

『 どれも同じもの 』

 

 

になります。

 

 

私のバイブルの様に読み込み、

こうしてコラムを書く際も参考にしています「最新きもの用語辞典」によると、

その正式名称は、「袋名古屋帯」になります。

 

 

以下、文章を参照しました。

 

 

女帯の一種。

 

 胴の部分を半幅にして結びの部分を折り返して二枚合わせて、

 布耳をかがった帯。

 

 かがり名古屋、新名古屋、八寸名古屋(鯨尺八寸の帯巾)は別称。

 

 昭和初期、袋帯の仕立ての簡単さ、

 および名古屋帯の軽さの長所を活かしたものとして考案され、

 昭和三〇年以後、軽くて締めやすいため普及した。

 

 

とあります↑

 

(文化出版局編 最新きもの用語辞典)

 

 

女帯の種類(お太鼓のあるもの)は大分類し、

基本、格の上から順番に紹介をしますと、

 

 

1.「丸帯」

 

2.「袋帯」

 

↑二重太鼓になる帯の種類

↓一重太鼓になる帯の種類

 

3.「九寸帯」

 

4.「八寸帯」

 

 

 

となります。

 

 

 

ひとつずつ、簡単に解説をしてまいりますと、

 

 

まず格の最上級である「丸帯」は、

今年1月に壁面ディスプレイでもご紹介をしました、

仕立て前の帯巾が2倍あるこちらになります。

 

 

 

 

花嫁衣装や花街の衣装として、

今や絶滅危惧種の帯となっています。

 

丸帯の詳細解説はこちら

この広巾こそ本物の証。 丸帯を身に纏う喜びを。

 

 

 

続いての「袋帯」は、

丸帯の代用として、袋状に織り上げた帯の事。

 

 

 

 

上記の通り、本来は袋状に織り上げる「本袋帯」が本来の袋帯になりますが、

こちらも丸帯と同様に技術的に困難なために生産数が極端の少なく、

より簡素化した帯裏を付けて袋帯に仕立てる物が主流となっています。

 

 

 

この2種類は、結ぶ際にお太鼓が二重になる「二重太鼓の帯」で、

そのお太鼓姿は自然とボリューム感が出てくるので、

よりフォーマル向きな帯として選ばれています。

 

 

また二重になるその姿から「祝い事が重なる」という願いを込めて、

結婚式などのお目出度い席には向く一本とされています。

 

 

 

「袋帯でも、洒落袋帯もあるでしょ?」

 

という話になると、

そこには「帯の格」という話しが出てきます。

 

格に関しては、簡潔に申しますと、

「帯に織り込まれ、描かれた柄の格に準ずる」ことになります。

 

 

正倉院文様や吉祥文様の様な格調の高い柄であれば帯の格も上がりますし、

遊びの柄や無地になれば格は抑える事となります。

 

 

これは、袋帯~名古屋帯問わず、同じことになります。

 

 

 

三番目の「九寸帯」は、

袋帯を簡略化しお太鼓が一重太鼓にし、

仕立ても胴の部分を二つ折りにしたもの。

 

お太鼓が一重分短くなるので、

重量も軽く、結びやすくなっています。

 

 

 

 

そして九寸帯は織り上がりの状態では、

鯨尺九寸で製品化されており、

お仕立てに際して帯芯を入れて八寸二分に仕立て上げ、

帯巾は袋帯と同じになります。

 

 

 

格の話に戻りますが、

今回ご紹介をしております袋帯と九寸帯は、

どちらも同じような草花文様が織り込まれた帯で柄の格は同じとなりますが、

帯の格としては袋帯の方が上になるので、それに準ずるという事になります。

 

 

 

 

最後、八寸帯。

 

九寸帯との違いは、帯芯を入れずにお仕立てをする事。

 

 

お太鼓の帯巾もそれまでよりも狭い八寸になるので、

見た目も重量感も一番軽やか。

 

 

 

 

このなかでは、一番カジュアル傾向の帯になります。

 

 

 

以上、女帯の大分類は、以上になります。

 

 

 

織帯と染帯の違いによって、またその帯の帯柄によって、

その帯が持つ格が変わってくるので、一概にこれには当てはまりませんが、

箪笥の中の帯選びをする際の参考にしていただければと思います。

 

 

 

帯の種類に関しては、

ご来店のお客様から受けるご質問でも、

とても多い項目です。

 

 

 

「金色の帯は格が高い!」

 

という感覚は決して間違いではなく、

それも頼りにしながら帯選びをしてもらいたいのですが、

併せて、こうした知識も頭に入れたうえで、

その場その場に合った一本をお選びいただければと思います。

 

 

 

また迷った時、よく分からない時は、

どうぞお気軽にきもの美濃幸までお問い合わせください!

 

喜んでご相談に乗らせていただきます!!

 

 

 

 

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