学ぶことで自然に身につく着付けの愉しさ。
毎週月曜日は、店内を徹底的に掃除をして、
模様替えをする一日。
定休日前の土曜日の閉店後に、
すべての品を下ろし、掛けてある什器も下げるので、
月曜日の朝は雑巾がけが進み、店内がピカピカになるので、
私自身も気持ちよく一週間のスタートが切れます。
今週の壁面ディスプレイはこちら。

紬や小紋に名古屋帯といった、
美濃幸が得意として扱わせていただているお品と、
今月このコラムでも情報発信をしている、
との両方をご覧いただける様なコーディネートを掛けております。

着物コーディネートは楽しいもので、
パズルのピースをはめていく様に、ひとつひとつが違和感なく合わさり、
それが仕上がった時の快感はたまらないもの。
そして何より楽しい事は、
その思う完成図はひとりひとりによって違うもので、
私がこうしてご提案している着物コーディネートをご覧いただき、
それを「何となく好き」と共感していただける事が私の喜びであり、
そのために、こうして日々美濃幸好みのコーディネイトを創っているようなものです。
2月らしい、きもの美濃幸らしい着物の装いから、
今の季節をこの上なくお楽しみいただけたら嬉しいです。
さて、
写真にも写っていますトルソーさん。

昨年末あたりから木綿着物や浴衣に半巾帯を合わせてみたり、
2026年の年明けから正絹の着物と名古屋帯も着せ付ける様になりました。
きもの美濃幸で扱うお品の大半は誂え品で、
着物も帯も反物の状態で陳列がなされています。
これはきもの屋だけの常識で言えば、至極当たり前のことで、
この反物の状態から仕立て上がりを想像し、ご提案をするわけですが、
きもの美濃幸を頼りにして下さるお客様も色々で、
そうしたことが分かる上級者の皆さまばかりではなく、
ネットを頼りに、そしてSNSをご覧いただき、またこのコラムの行間から、
「ここなら着物の事を相談できるかも」と決心をされ、
お越しになる方もおられます。
そんな皆さまにも着姿を想像していただきやすい様に、
何より、美しい着姿がそこに在るだけで店が華やぎますので、
このトルソーさんには日々活躍をしてもらっているというわけです。
コーディネートに限らず、着付けの担当もわたくし若だんな。
私が着せ付けている時に、
半巾帯くらいは角帯と大して変わらないので難なく結べますが、
果たして名古屋帯は結ぶことが出来るのか!?と自分自身に半信半疑でしたが、
着付けを習っていなくとも意外と出来るもの。
羽織を着ているのでお太鼓の様子はうかがい知れませんが、
きちんとしたお太鼓姿が整っております!

実際に着付けを習ったわけではないのに、
なんで名古屋帯の結び方が分かるのか。
そんなのきもの屋だから当たり前といえばその通りなのですが、
帯も含めて別注の仕事をしてきたからかなと感じております。
誂え品を作るには、着物や帯の構造を知り、
どうしたら美しく見えるのかを知らなければなりません。
そんなことを自然と学ぶ中から着付けの事が自然と身に付き、
何となくのイメージだけで帯が結べるようになっていました。
ちょっとだけわからない部分はあり、
そこは皆さまと同じ、YouTubeのお世話になりましたが(笑)
それでもこの様なふとしたことから、
意識して取り組んできた別注の仕事をした力が身に付いていたと思うと、
とても嬉しい気持ちになります。
もちろん綺麗に着れるようになるには、
それ以上の努力と、何度も着る経験値が不可欠ですが、
体系的に学ぶことの大切さもあるのだと実感をしました。
そんなことを感じながら過ごす、週明け模様替えの一日。
今日は暖かな陽射しが差し込みましたが、
明日からはまた、寒気がやって来るとの事。
どうぞ暖かなお気持ちとともに、
素敵な日々をお過ごしくださいませ。
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