和をたしなむ

2025.10.04更新 - 徒然なるままに

神無月の京都雑感。

 

 

今月の京都への問屋巡り。

 

 

実店舗は臨時休業とさせていただき、

若女将とふたりで京都へ向かいました。

 

 

日頃からお世話になっていて、美濃幸好みを支えてくださっている問屋さんが、

周年などの節目を迎える大切な会が重なっており、

お祝いの気持ちも込めての上京。

 

 

そうした節目の会は盛会となっており華やかな気持ちではありますが、

反面、毎月京都に行く度に縮小や廃業の話を耳にしますし、今月も例外ではなかったので、

嬉しさと悲しさとが共存する京都での問屋巡りとなりました。

 

 

 

 

想う一品、願う一品になかなか出逢う事が叶わなくなった昨今。

 

 

当店の様なきもの専門店は、

自分の店に向くもの、店に置きたいと心底から思えるものを、

一点ずつ丁寧に扱っていきたいと思っており、

 

そうした一品に出逢える様に、

日々アンテナを張り問屋さん各社を巡っています。

 

 

 

染織問わずその様な状況ですが、

 

きもの美濃幸は日常の延長線上に

 

「着物と在る時間が心地好く、誇らしい時間であるように。」

 

という想いを旨に品揃えを心掛けております。

 

 

そのひとつとして「紬」がセレクトアイテムとしてあるのですが、これもなかなかの難題。

 

 

毎年、毎月の様に、草木染のされる職人さんや手機で織り上げる工房は、

どんどんと縮小または廃業をされて、

本当にこれはと思えるものに出逢える事がなくなってきました。

 

 

 

数年前であれば、「草木染」「手織り」というキーワードに叶う紬は、

ある程度問屋さんの発表会には揃っており、お値段もそこそこのものがございましたが、

今やそれも皆無に近い状態に。

 

 

少し背伸びをした様な気持ちと共に日常に寄り添った着物との時間を過ごせるような、

風合いよく、上質な生地感を持った紬が身近にある着物ライフを、

常々、ご提案したいと願っています。

 

 

 

 

その様ななか、

 

今月久しぶりにこれはと思える一反に出逢う事が叶い、

若女将とふたり笑顔で納得して見分けてまいりました。

 

 

 

 

以前から扱わせていただいております、

小熊素子さんが手掛けた新作の一反。

 

 

色や織り上がりに惚れたのはもちろんのことですが、

何より、この一反が持つ空気感というか存在感に見惚れて手に取っていました。

 

 

 

 

想いを同じくしてくださり、同じ感性のアンテナを張っている皆さまのもとへ、

きもの美濃幸を通じて作り手と着手とを繋ぐことが出来れば、何より嬉しい事です。

 

 

 

そんなことを感じさせてもらった、神無月の京都。

 

 

 

また詳しくご紹介いたしますので、

どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

 

 

 

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