和をたしなむ

2024.06.05更新 -

酷暑にこそお楽しみ頂きたい!『小千谷縮』の魅力を。「小千谷縮「片身がわり・蒟蒻糊・オーガニックラミー・吉新織物」」

 

6月に入り、

一気に夏の陽気を感じる様になりました。

 

 

朝晩はまだ冷え込みますが、

日中は夏の陽気そのもの!

 

そろそろ夏着物が恋しくなる頃となります。

 

 

そんな夏の普段着きものの定番「小千谷縮」。

 

今年も新色新柄が入荷しましたのでご紹介します。

 

 

 

新潟県小千谷地区で製織されている

麻織物のひとつ小千谷縮。

 

 

麻織物に縮加工を施し、

接触する面積が減る事から一層爽快感が増し、

湿度の高い日本の夏には最良な生地のひとつとなっています。

 

 

 

 

小千谷(新潟県)の麻織物の歴史は古く、

ともすれば期限は弥生時代まで遡るとの事!

 

 

元々麻(苧麻・ラミー)自体、日本に古くから自生する植物であり、

今でこそ夏の素材の様に思えますが、

その昔から日本の風土のなかで育まれ、文化として培われていった、

日本の歴史の中で欠かす事の出来ない繊維でもあります。

 

 

 

 

その古来から日本の風土のなかで育まれてきた天然繊維は、

その通気性や発散性の良さから

酷暑の夏を快適に過ごす素材として愛用されています。

 

 

 

 

私自身、小千谷縮に袖を通す事が夏の楽しみのひとつ!

 

 

熱く熱気をもった夏の着物姿も、

小千谷縮であれば前から吹く風ひとつが全身を駆け抜け、

熱気もろとも風が通り抜けていき、

 

その心地好い体感は、

 

「このために小千谷縮を着ている」

 

と言っても過言ではない爽快感があります。

 

 

 

今回ご紹介する一品は片身がわりに織り上げた一反。

 

吉新織物さんが手掛けた一反になります。

 

 

 

 

蒟蒻糊による一本糊付けがなされ、

麻特有のザラっとした質感が抑えられ、

しっとりと滑らかな肌触りがあります。

 

 

そして糸質も良いのでしょう。

 

オーガニックラミー糸を使い織り上げ、

きめの細かい織り上がりとなっていますので、

 

糊加工・糸質ともに、

小千谷縮の麻の質感、肌触りが苦手な方にも、

受け入れて頂けそうな滑らかさがあります。

 

 

 

そして、最大の特徴である片身代わりですが、

 

 

 

 

とてもバランス良く、また大人のお洒落をお楽しみいただける、

上品な雰囲気にまとまっています。

 

 

 

ともすれば個性が立ち過ぎる片身がわり。

 

 

こちらのお品は、

少しクリーム色が入った薄灰色と灰色の、

濃淡同系色2色なので、

 

 

 

 

 

他の小千谷縮とは違う個性を感じつつも、

あまり粋過ぎない、上品な着姿を創り上げてくれます。

 

 

衿に出す色目など、お仕立ての段になった時に、

お客様のお好みをお聞きしながら、

その方なりのお仕立てが出来ればと思っています。

 

 

酷暑には敬遠しがちな夏着物。

 

 

でも着物好きの方であれば、

一度は小千谷縮の爽快感を体感して欲しいものです。

 

 

 

お好みの小千谷縮を探し、

ぜひ今夏、お試しくださいませ。

 

 

 

《掲載商品の詳細・ご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。

 

小千谷縮「片身がわり・蒟蒻糊・オーガニックラミー・吉新織物」

83,600円(税込・反物価格)

 

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