和をたしなむ

2024.07.18更新 - コーディネート紹介

夏の花を着物と共に愉しむ、美濃幸好みのコーディネート。

 

梅雨明け宣言が発せられた今日の名古屋市内!

 

 

宣言がされたやいなや、

早速夏本番が全開となった今日一日となりました(汗)

 

 

これから益々夏の陽気が高まると思うと、

それだけで汗が噴き出てきそうになりますが、

皆さまもどうぞご自愛くださり、

着物をお召しになる時はその日の気候や体調と相談をしながら、

健やかで楽しい着物と在る日々をお過ごしくださいませ♪

 

 

 

そんな夏の季節を感じさせてくれる花「朝顔」を染め上げた絽の九寸帯と、

その雰囲気を引き立てくれる絽小紋を合わせてみました。

 

 

 

 

今月のテーマである「7月の藍色」を感じて頂けるであろう、

絽の着物と帯との取り合わせです。

 

 

小紋は、京都の老舗問屋「千切屋」さんが仕上げた、

葉陰と線花模様をろうけつ染で仕上げた絽小紋です。

 

打ち込みがしっかりとした絽生地を使っているので、

使うほどにしなやかさが増す、とても良い生地感をもった一反になります。

 

 

 

帯は、同じく千切屋さんが専属で染出しをしている、

高久空・木さんが手掛けた絽の九寸帯。

 

こちらも良い絽生地を使っており、

お太鼓の山もピンと立つ上質なもので、

使うほどにものの良さを感じていただける一本になります。

 

 

 

 

朝顔の帯、

 

水彩画の様な雰囲気で染め上げており、

決して写実的ではないのですが、

朝顔が持つしとやかな空気感はそのままに。

 

 

その風情が朝靄のなかに咲き誇るかの様な朝顔の様子であり、

女流作家高久空・木さんならではの表現となっています。

 

 

 

 

絽の帯地との相性も良いですね。

 

朝顔という題材からは夏帯しか連想はしませんが、

生地感も含めて設計をされたであろう、

作者の朝顔に対する愛情みたいなものを感じる一本です。

 

 

 

絽小紋も先述の通り、

夏の花たちを抽象的に染め上げた一品。

 

 

 

 

総柄の小紋とまではいきませんが、

飛び柄の柄付けの間を線描きが繋げており、

お仕立てをすると丁度良い詰まり方をした

柄付けに仕上がる一着となります。

 

 

 

色彩も鮮やか。

 

レモン色やマゼンタ、若草色といった、

ピリッと効いた鮮やかな染め色が効き色となり、

落ち着いてまとまりがちな夏着物コーディネートに、

一色挿してくれる一着となります。

 

 

 

 

小紋の藍色は、早朝の薄明るい空の様子。

 

その下に咲き誇る朝顔との取り合わせは、

正に夏を感じさせてくれる組み合わせとなりました。

 

 

 

夏を代表する花「朝顔」。

 

 

その魅力を着物の色柄や、文様と共に、

存分にお楽しみいただけたら嬉しい限りです。

 

 

夏本番に向けて、自分らしく楽しめる一着やコーディネートと共に、

素敵な夏をお過ごしくださいませ。

 

 

 

《掲載商品のご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。

 

絽小紋「ろうけつ染・葉かげに線花柄」

220,000円(税込・反物価格)

 

 

 

夏九寸(名古屋帯)「高久空・木 朝顔」

220,000円(税込・反物価格)

 

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