和をたしなむ

2020.07.15更新 - 浴衣

蔓の流れと雪輪の美しさを。「竺仙 綿絽ゆかた『雪輪と朝顔』」

 

本格的な梅雨明けまで、

晴れ間が恋しい日々を過ごしています。

 

梅雨が明けた、明るい朝日を受けて輝く、

夏を代表する花を想い、今日はこの一反をご紹介します。

 

 

竺仙 綿絽ゆかた「雪輪と朝顔」

 

 

白地の綿絽生地の上に朝顔の大輪とその蔓や葉、

そこに加わる雪輪模様。

 

それぞれの取り合わせが良く、流麗な雰囲気を感じさせてくれる、

江戸染の名店「竺仙」さんの一品です。

 

 

涼感ある、綿絽の生地には、一層夏らしい色柄が似合います。

 

 

本物の朝顔の様にうっすらとぼかし染で染め上げたピンク色は美しく、

それだけで夏らしさと涼感を感じさせてくれます。

 

 

この朝顔の花弁もよく見て頂くと、雪輪模様をかたどっています。

なかなか隠れたお洒落と小粋さです。

 

こちらは、葉を囲むように染めた水色の雪輪模様。

 

 

繊細かつ美しい染め上がりは、竺仙さんらしい仕事です。

 

 

こうした朝顔の様子や、雪輪模様の美しさはさることながら、

私が思う、この浴衣一番の魅力は「蔓の流れ」にあります。

 

 

反物を伸びやかな縦方向に、そして、繊細な線の表現は、

柄一つ一つを正に線の様に繋げくれており、

一反の反物としての美しさと、鋏を入れ、仕立て上げた時の着姿を、

一層美しく仕上げる要素となっています。

 

 

続いて、きもの美濃幸好みのコーディネートを。

 

帯はどの色にしようかと思い、一番合いそうなピンク系と思いましたが、

それではあまりにもガーリーな雰囲気になり、

もう少し何かないかと思い、今回はこの半巾帯を合わせてみました。

 

 

水色と黄緑色の無地両面の半巾帯。

 

どちらも朝顔の花の色や夏の緑を想わせる色で、

また大人な雰囲気にも近づきます。

 

 

そこに蜻蛉玉の帯留を合わせて、また薄黄色の三分紐を使う事で、

浴衣を大人可愛く楽しんで頂ける雰囲気になりました。

 

 

帯の色を変えるだけで、着姿全体の雰囲気は大きく変わるので、

 

「この浴衣お気に入りだけど、ちょっと可愛い過ぎる年代になってきたのよね。。。」

 

という皆さまも、

帯を色々と変えながら、小物の色を取り入れながら、

一着の浴衣を末永くお楽しみ頂けたら、きもの屋として嬉しい限りです。

 

 

夏が近づくと、浴衣が恋しくなります。

 

 

お気に入りの一着と共に、素敵な夏をお過ごし下さいませ。

 

 

掲載商品詳細

 

竺仙 綿絽ゆかた「雪輪と朝顔」 38,000円(税別・反物価格)

博多織 両面半巾帯 9,800円(税別)

渡敬 絽三分紐 8,000円(税別)

蜻蛉玉 帯留 23,000円(税別)

 

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